クリニックブログ

2019.02.01更新

妊娠中、早産を防ぐために医師から「安静にしましょう」と言われることがあります。

風邪などの場合は体がだるくなったり、めまいがしたりなど
特に意識しなくても運動量は減る傾向にあります。

しかし切迫早産の場合は、体が元気なのでついつい動けてしまうのが怖いところです。
もし「安静に」と言われたら、どの程度安静にすべきなのでしょうか。

 「早産」とは
 正期産(妊娠37週0日~妊娠41週6日まで)以前の出生をいいます。
 早産は全妊娠の5%に発生し、その原因は感染や体質によることが多いといわれています。

 「切迫早産」とは
 早産になりかかっている状態、つまり早産の一歩手前の状態をいいます。
 子宮収縮が頻回におこり、子宮の出口(子宮口)が開き、
 赤ちゃんが出てきそうな状態や破水をしてしまった状態のことです。

原則として安静と言われたら、まず下記を守りましょう

*仕事をしている方は、できるだけ仕事を休みましょう
*家事はできるだけ家族にお願いしましょう
 どうしてもやらなくてはならない場合は長時間立つことや、前かがみで作業すること、重いものをもつことなどは控えてください
*体が冷えないように、靴下、上着などで身体を温めるように心がけてください

 

医師の指示に従い下記の安静度を守りましょう

※妊婦の体の状況に合わせて安静程度について医師から説明があります

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切迫早産の治療
子宮口が開かないように、子宮収縮を抑える目的で子宮収縮抑制剤を使用します。
また、切迫早産の原因である細菌による腟内感染を除去するために抗生剤を使用することもあります。

子宮収縮の程度が軽く、子宮口があまり開いていない場合は外来通院による治療でも可能ですが、
子宮収縮が強く、子宮口の開大が進んでいる状態では、入院して子宮収縮抑制剤の点滴治療が必要です。
入院の場合、数週~1ヵ月程度となるケースが多いです。(長い方では数ヵ月のこともあります)


切迫早産や早産の予防
日頃から無理のない生活を心がけることが大切です。
これから生まれてくる赤ちゃんのために健診での医師の指示には必ず従うようにしましょう。

投稿者: おおいウィメンズクリニック

2018.12.10更新

横浜市内がインフルエンザの流行期に入りました。
今シーズンでは横浜市内で既に25件の学級閉鎖等が発生しています。

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◆ウイルスの型
現在確認されているのは A型が98.4%、B型1.6% となっています。

◆市内で流行がはじまっている区
12/3~12/9調査では横浜18区中13区で流行が認められています。
今後さらなるインフルエンザの流行が予想されますので、手洗いやうがい、早期受診などの対策を心がけましょう。

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当院でもインフルエンザワクチンの予防接種を行っております。
ご希望の方はお電話またはインターネット予約にてお申込みください。
ワクチンは数に限りがございますので、あらかじめご了承くださいませ。

引用)横浜市衛生研究所 045-370-9237
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/eiken/idsc/rinji/influenza/2018/rinji02.pdf

投稿者: おおいウィメンズクリニック

2018.12.10更新

横浜市から伝染性紅斑(リンゴ病)の流行情報が発表されました。

伝染性紅斑(リンゴ病)とは
飛沫、接触によりウイルス(ヒトポルボウイルスB19)が感染し、2週間程度の潜伏期間ののち、頬に赤い発疹が現れ、手足にも発疹が現れます。
感染力は頬に発疹が出現する1週間前が最も高く(このころ感冒様症状※がみられることがあります)、発疹が出た後は感染力は消失していきます。
※感冒様症状・・くしゃみ、鼻水、発熱、倦怠感などのかぜの様な症状のこと

参考)横浜市衛生研究所
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/eiken/idsc/surveillance/graph/graph08.html

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罹患者の年齢は3歳から8歳が中心となっていますが、妊婦が感染すると胎児の異常や流産を引き起こす可能性があります。
現在のところ予防ワクチンはなく、対症療法のみとなっています。
妊娠されている方は流行時期に感冒様症状の人に近づくことを避け、手洗いやマスク着用をし、感染をできるだけ防止してください。
万が一、伝染性紅斑(リンゴ病)の感染を疑う症状が現れた場合はクリニックにお電話にてご連絡・ご相談くださいませ。

 

~ 横浜市伝染性紅斑(リンゴ病)流行情報についてのお問い合わせは下記へお願いします ~
横浜市衛生研究所感染症・疫学情報課 045-370-9237
横浜市健康福祉局健康安全課     045-671-2463

投稿者: おおいウィメンズクリニック

2018.11.21更新

全国で風しん患者の報告数が急増しています。

11月7日現在、横浜市内でも103名の感染報告 がありました。(8/20~11/7集計)

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妊娠初期の女性が 風しん にかかると眼や心臓、耳などに障害のある「先天性風しん症候群」の
赤ちゃんが生まれる可能性があります。
そのため、妊婦のパートナーや同居家族等は風しんを発症しないよう予防する必要があります。
※妊娠中の女性には風しんワクチンを含む「生ワクチン」は接種しない決まりになっていますので
 周囲の方が感染・発症しないようにすることが大切です

横浜市では「妊娠を希望している女性」「妊娠を希望している女性のパートナー」「妊婦のパートナー」を対象に
風しんの予防接種と抗体検査を実施しています。

風しんの主な症状は発熱、発疹、リンパ節の腫れなどで、発疹の出る前後1週間は感染性があります。
風しんを疑う症状が現れたら、必ず来院する前に電話連絡をして相談するようにしてください。

参考)
横浜市風しん対策事業

http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/hokenjo/genre/kansensyo/vaccination/rubellavaccine.html


目的
横浜市では、風しんの流行と「先天性風しん症候群」の発生を防止するため、
「横浜市風しん対策事業」として風しんの予防接種と抗体検査を実施しています。

対象者
この事業を利用したことがない19歳以上の横浜市民で、
1 妊娠を希望されている女性(妊娠中は接種できません)
2 妊娠を希望されている女性のパートナー(婚姻関係は問いません)
3 妊婦のパートナー(婚姻関係は問いません)

※1 麻しん風しん混合(MR)ワクチン又は風しん単独ワクチンの接種歴が2回以上ある方は対象となりません。
※2 横浜市風しん対策事業のご利用は一度限りです。
(27年度以降に風しん対策事業を利用した後、30年度に再度の利用はできません。)

実施期間
平成30年4月1日~平成31年3月31日

内容
【予防接種】 麻しん風しん混合ワクチン 1回 3,300円(税込)
【抗体検査】 風しん抗体検査(血液検査) 無料

※最初からワクチンを接種するか、抗体検査後にワクチンを接種するか、どちらか選べます。
※ワクチン接種後に抗体検査を希望される場合、抗体検査費用は実費でのお支払いになります。

ご利用方法
 予約される医療機関へ風しん対策事業をご利用の旨、お伝えください。
住所・氏名・年齢を確認できるものをお持ちください(健康保険証、運転免許証など)


~横浜市風しん対策事業に関するお問い合わせは下記へお願いします~

横浜市保健所健康安全部健康安全課
kf-yobousessyu@city.yokohama.jp
電話 : 045-671-4190 FAX : 045-664-7296

投稿者: おおいウィメンズクリニック

2018.10.19更新

昨年の神奈川県内のDV被害相談は3,531件ありました(男女合計)

もしあなたが今悩まれていたら・・もしあなたの周りの方が悩まれていたら・・
専門の窓口で相談するようにしてください。

横浜市DV相談支援センター
 045-671-4275
 月曜~金曜(祝日を除く) 9:30 ~ 16:30
 ※性別を問わず、受け付けています。(年末年始は休み。)


ひとことで「暴力」と言っても様々な形態が存在します。

・殴る/蹴る/首を絞める/タバコの火を押し付ける
・あなたの人格を否定するようなことを言う
・何をいっても無視して口を聞かない
・浮気・不貞を疑う
・生活費を渡さない
・子どもに危害を加える、または「子どもに危害を加える」とおどす
・避妊に協力しない
・いやがっているのに性的な行為を強要する
・ポルノを見せたり、道具のように扱う
・借金を重ねる
・貯金を勝手に使う
・家族や友人とつきあうのを制限したり、電話やメールを細かくチェックする

 

こんな時、こんな風に自分を抑えていませんか?

自分にも悪いところがあるのでは?と自分を責めてしまう
自分さえ我慢すればなんとかこのままやっていけると思ってしまう
家族の問題を他の人に相談するのは恥ずかしいと、相談するのをためらってしまう
相手には自分が必要だ、または自分への愛情表現だと思い込む

 

誰もが暴力を受けないで安全に暮らす権利があります。
がまんをしないでまずは早めに相談しましょう。

こどもの前での暴力(暴言)はこどもの心を傷つけ、身心面の成長に重大な悪影響があります。

-------------------

横浜市DV相談支援センター
 045-671-4275
 月曜~金曜(祝日を除く) 9:30 ~ 16:30
 ※性別を問わず、受け付けています。(年末年始は休み。)

-------------------

 

投稿者: おおいウィメンズクリニック

2018.10.16更新

妊娠すると、女性ホルモンの変化により歯周病が起こりやすくなります。
日本臨床歯周病学会、日本歯科衛生士会などでは歯周病が早期・低体重児出産のリスクを高めると報告しています。
歯周病は治療可能なだけでなく、予防も十分可能な疾患です。
これから妊娠を考えている方、妊娠中の方やご家族の方は、かかりつけ歯科医をもち
生まれてくる元気な赤ちゃんのために、確実な歯周病予防を行いましょう。


資料1)日本臨床歯周病学会 http://www.jacp.net/

歯周病による早期・低体重児出産のリスクは実に7倍にものぼるといわれ、
タバコやアルコール、高齢出産などよりもはるかに高い数字です。

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引用:日本臨床歯周病学会「歯周病と妊娠」

 

資料2)日本歯科衛生士会 https://www.jdha.or.jp/

概要
=======================
・1990年以降、歯周病が全身の健康に影響することが明らかになる
・歯周病にかかっている女性が妊娠すると、早産、低体重児出産のリスクが高まる
・歯周炎による早産、低体重児のリスクは喫煙や飲酒のリスクの8倍あると発表された
・女性ホルモンが歯周炎の進行に大きくかかわっており、妊娠すると歯周炎になりやすくなる
・早めに歯周治療をすることで早産・低体重児のリスクを減らすことが可能
・元気な赤ちゃんのために定期的にしか衛生士によるケアを受けることを進めたい
=======================

 引用:日本歯科衛生士会 「妊娠期における歯周病とのかかわり」

 

資料3)横浜市「妊産婦の歯科相談」http://www.city.yokohama.lg.jp/kodomo/katei/kosodate/ninsanpu-shika.html

横浜市では妊婦と産婦(出産1年未満)を対象に歯科医師による歯科相談を実施しています。
また、同市では必要に応じて歯科衛生士によるブラッシングアドバイスも実施しています。
予約制となりますので、ご希望の方は各区福祉保健センター(鶴見区 510-1797)へお問い合わせください。

投稿者: おおいウィメンズクリニック

2017.06.21更新

今後ともよろしくお願い致します。

投稿者: おおいウィメンズクリニック

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